日本初上陸の新興メーカーゆえ、多くの人が気になっていると思われる不具合情報。私の車体で、今までにでた問題をまとめます。正直なところ、当初予想していたよりもそんなにトラブル少ないかも!?
基本的には、パーツそのものの欠陥はあまりなく、組み立て精度の問題から来る不具合が多いです。
◆一定以上の速度で車体が激しくぶれる
ツインリンクもてぎの[130R]を超えた後の[S字]右バンク時に発覚。
全開で抜けようとすると、車体が激しくガガガガガガガッ!!!
ハングオフのまま、かなり怖い思いしながら走ってました。
直後診断してもらったところ、実は直線などでも震動が発生していたみたいです。私が鈍感なのと、単気筒だから震動はこんなもんだろう。と思っていたため、非常に分かり易い症状が出るまで全く気がついていませんでした。
原因:スイングアーム取り付け時のトルク
既定トルク10キロで締め付けるボルトが、実は10キロの後しばらく10キロで回り続ける。そのため、10キロになった瞬間に締め付けを止めると、スイングアームが緩くてガタガタ。ただし、締め付けすぎると今度はスイングアームの動きが渋くなるため注意が必要です。
症状判定方法はリアスタンドをかけた状態でエンジンをかけ、少し回してみるとわかります。数十キロの時点でリアタイヤを中心に、車体がガクガク激しくぶれます。
◆慣らし走行中ライトが絶望的に暗くなった
納車から350kmぐらい走ったところで症状発生。エンジンを回すと2500rpmぐらいから暗くなる。アイドリング回転だと明るい。発電量が少ない原付なんかと逆パターンです。
原因:カプラー内ギボシの緩み
取り付けが甘く、ユルユルになっていたようです。構造がシンプルで、隙間も多いので修理は楽々。また逆に、サーキットなどでヘッドライトを消しておきたい場合には便利。ここを開けてHI or Lowのみギボシを外してしまえば、それだけで簡単にライトのオンオフができます。なおバルブはH3です(フォグなどに使われる規格)。
◆ニュートラルに入りにくい
納車直後は非常に非常に入りにくいです。Nに入れるため、1←→2を、5~6往復しないと入りません。一見入っても、車輪が動くとヌルッっと1速に入ってしまう事も多いです。エンジンが慣れてくるとだんだん入りやすくなります。また、クラッチレバーの引ける量も関係もあり、遊びがないぐらいに調整してやれば、さらに入りやすくなります。
原因:車体の慣らしとクラッチワイヤーの調整(?)
◆アイドリングから発進時にストールする
アイドリング(1500rpm)ぐらいから一気に開けようとすると、いきなりストールする事がそれなりにあります。2000rpmぐらいまで上がっていればストールはしないです。発進前には、すごく丁寧に2000rpmぐらいまで上げておくと対処できます。インジェクションの設定のような気がします。
原因:ECUのセッティング(?)
◆たまに始動性が悪い
基本的にはすごく良いです。冷え冷えの夜とかでもあっさりセルでかかります。
・・・が、たまに機嫌を損ねる事があります。エンジンが暖まっていても関係なしにかからないです。
メガリジャパンによると、そのような場合、アクセルなど一切煽らず、とにかくセルを押し続ける。かかりそうになってもやめずに、もうちょい押しておく。アイドリングするまでアクセルには触らないのが良いみたいです。
ただ、押し続けるのもバッテリーに負担がかかります。5秒ぐらいでかかる気配がなければ、10秒ぐらい休憩し、再度5秒とかがよさそうです。
原因:エンジン暖まってても関係ないので、やはりインジェクション設定?
◆クラッチレバーセンサーの接触不良
1速入れていると、クラッチ握ってもセル回らないです。センサーのあたりをぐりぐりやると、回ります。街乗りでストールしたときに結構こまります。レバーの入手性などから、VTスパーダあたりのクラッチホルダー&レバーに交換を検討中。
原因:センサーパーツの初期不良
整備して頂いたメカニックの言葉を借りると「各パーツ1つ1つの出来は悪くない。けど、組み立てがちょっと甘い。」とのこと。確かに・・・。
車体がぶれるだけはちょっと怖い&単気筒震動だと思ってしまう事が多そうなので、 リアスタンドある方は点検してみると良いと思います。
ピンバック: 車体ブレ問題の診断 | メガリdeサーキット