メガリdeもて耐・・・4時間耐久編

8月25日、8月26日、
「2012 もてぎオープン7時間耐久ロードレース“もて耐”開業15周年記念大会」
にメガリで参戦してきました。

Aチーム 「Megelli WITH ME PRT」 (ベテラン)
WITH ME丸山さん、WITH ME神永さん、メガリジャパン社長の片岡さん。
レースベテラン達がメガリの可能性を追求する、メガリジャパンワークスチーム。

Bチーム 「CLUB WITHME Megelliチーム」 (ビギナー)
クラブ員によるメガリでレースを楽しむチーム。
レース初参戦2名、レース初級者2名の合計4名でメガリdeレースを楽しみます。
4人中2名がメガリオーナー、1名がまもなくメガリ購入という、メガリオーナーチームでもあります。

結果
Aチーム・・・7時間耐久 完走
Bチーム・・・4時間耐久 完走
苛酷な耐久レースで、無事にメガリを完走させることが出来ました。


(迫力のコーナリング!)

 

 

◆Bチーム (ビギナー)

Bチームメンバーはレース初心者が半分、レース脱初心者レベルが2名の、4人チーム。ビギナーながらにレースにチャレンジし楽しもう! というチームです。

参戦に向けて、もてぎのライセンス取得したり、MFJ国内競技ライセンスを取得したりとバタバタ。もて耐に向けての練習走行中、全員メガリ転倒を経験している非常に頼もしい選ばれた4名。

もちろん、こちらのチームは上位成績を狙うなんていう大層なことはいわず、とにかく完走させるのが第一。なにせ、メガリが入るクラス「水冷単気筒(WS)」は超絶ハイレベル。総合優勝マシンも多く出ている、意外にもハイレベルなクラスです。正直メガリ+このメンバーでは予選通過はかなり絶望的。

予選突破出来なかった場合には、7時間耐久ではなく、予選日に行われる4時間耐久への出場になります。


(Bチームメガリはこんなカラーリングマシン。ベースが赤メガリだったのでホイールに赤ライン)

 

 ◆予選突破ならず。やっぱり4耐

残念ながら実力が足りず予選突破ならず。おまけにグリッドは事実上最下位の23番からスタート。見事な結果です。とほほ・・・。

まあ想定の範囲内です。今回はMFJ競技ライセンスが必要な本格耐久レースに、(たぶん)日本初メガリで出場するチーム。しかも予選落ちたので日程的に7耐よりも前日。まさに日本初のMFJ競技な耐久レース完走の栄光をつかみ取れるチャンス! 気合いを入れて4耐に挑みます。

今回のチーム目標は、
 ・ノートラブル、ノー転倒で完走!
 ・4時間で80周を周回すること(各々のタイムや燃費をもとに算出)!

残念なことに、ご存知メガリは直線は遅いです。ストップ&ゴーで直線が多いもてぎでは、正直めちゃくちゃつらいです。頑張ってコーナーで抜いても、直後の直線でもう抜き返されます。直線性能だけで抜くことが出来たのはCBR150だけでした。そのかわりサーキットを全開走行させる250ccレースマシンとして見ると、燃費がけっこう良いです。耐久レースで・・・とりわけもて耐では、給油回数が減らせるのはかなりの武器になります。


(4耐決勝開始前。グリッドについてるところ。)

 

◆4耐開始!

4時間でライダー4人なので、ここはもう均等に1時間ずつ走行。

第1ライダーがナイススタートダッシュを決めてくれてました。最初から安定したいい走りで、なおかつメガリでの自己ベストラップを度々更新。最初のライダー交代の時点で23位→12位! さすがはBチームのエース!

私は第2ライダーとして出撃。20周(約1時間)、もしくはガス欠するまで走ります。
ライバルの第1ライダーに負けずタイムを狙っていきたかったが今回は我慢。何が何でもノントラブルで帰還するのが重要課題。絶対無転倒&チーム目標の80周を達成する事を優先にしました。


(撮ってもらった写真。流し撮りじゃないので、すごく速そう!)

途中、転倒車両のばらまいたオイルを踏んで激しくスリップ。「ああこれはやっちゃったな…ごめんなさいチームメガリ!」と思ったものの奇跡的に立て直す事が出来、転倒せずに済んだのは個人的に一番のビッグイベント。

その後走行を続けたものの、予定よりも4~5周早くガス欠症状発生。ピットインした時点で9位まで浮上していました。

 

◆第3ライダー ~七転び八起きの骨折男~

次に車体を受け取った第3ライダーは、もてぎライセンスも、MFJ国内競技ライセンスも無い状態からスタートしたライダーです。

実は本番一週間前の練習で転倒し、肋骨にヒビが入っている状態で参戦。
苦痛にまけず練習を続け、本番では自己ベストを次々と更新続ける走りを披露。
さらには燃費のよい走りをし、第1、第2ライダーで消耗したガソリンを帳消しにし、予定よりも4~5周回多く走ってくれました。
身体のこともあり、途中で戻ってくるのでは無いか? と心配されている中、次々と自己ベストを更新しピットを湧かせてくれました。


(苦痛を制し、見事完走して戻ってきた!)

なお無事戻ってきたときには、肋骨のヒビが完全にずれ、骨折に変わってました(あいたたた・・・)。そんな身体でみごと期待以上の仕事をこなしたレース初心者が、メガリ初耐久レースに参戦していたことをここに記録し称賛します!

 

◆第4ライダー ~切り裂きメガリ男~

そして最後の第4ライダーは「切り裂き男」の異名を持つ男。・・・ただし、自分に対してです。

じつは走行前のピット作業中、指を大きく負傷してしまいメディカルセンターへ。
右人差し指を、激しく複数箇所切り裂いてしまい、結構な傷になっていたようです(私が走行中の出来事)。

結構な傷だったのでブレーキ握れるか心配でしたが、痛み止めを飲んで気合いで出て行きました。「走り出してしまえば何とかなります!」 そんな心強い言葉通り、力強い走りをみせタイムも予定以上で安定走行。

第3ライダーと同じく、今回はじめてもてぎ&MFJのライセンスを取ったばかりの、レース初体験ライダー。転倒や負傷といった苦難を乗り越え・・・そして・・・まさにぴったり目標の80周で見事チェッカー!! お見事です!!


(みごと完走で喜びのシャンパンファイト! 最終順位は20位。それぞれが役目を果たし、また共にスキルアップ出来た良いチームでした!)

スキル的にもマシン的にも、大会参加者全体で見るとまだまだなチームでしたが、なんとか目標通りの走りができました。正直苛酷な耐久レースを完走できるのか不安だったメガリを、無事完走させることが出来たのは、本当に大きな成果だと思います。

公道走行とは比べものにならないほど、車体に負担のかかるサーキット走行。それをノントラブルで、4時間ぶっ続けて走り続けることが出来たのは、メガリオーナーとしても非常に嬉しいです。まさか、ここまでノントラブルだなんて!

なお、このチームのライダー達は、なにも特別な人でも無く、比較的最近サーキット走行をはじめた「初級者~ようやく中級者ぐらい」の集まりです。是非、次回はここを読んでくださっているメガリオーナーの貴方、参戦してみませんか? 飛び込んでしまえば、貴方もレーサーです!

7耐の感想も記事にする予定でしたが、思ったよりも長くなったので次の記事に回します。

(おまけ! メガリギャル&もてぎギャルとのメガリ写真撮影会。
メガリさん、アッパーカウル外すと、カマキリネイキッドに変身することが発覚!! )


メガリdeもて耐・・・4時間耐久編” への1件のコメント

  1. 耐久レースで完走、耐久性の証明の次は筑波やら日光やら250ccクラスが盛んなコースでのスプリントレースですね!!

    軽さを生かしたコーナリングで勝負できるのを証明できたらレースメガリ人口増→アフターパーツ増→チューニングノウハウ増→一般メガリオーナー増
    となるはず!?

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