リアがぶれる症状の原因がついに究明

去年のもて耐以降、更新をサボっていました。
もて耐以降、急激に仕事が忙しくなったり、サーバーの引っ越しをやってWordpress(Blogシステム)の挙動が怪しくなったり。何度かサーキットを走らせてはいたのですが、特にこれといった目新しいことも行わなかったのでついつい。

さてはて半年遅れではありますが、個人的には5月末あたりから2013年度のメガリライフを再開。2013年の一発目は、納車直後のサーキット走行から悩ませ続けられていた、高速コーナーでリアが暴れる問題が解決しましたのでそのあたりから。

もてぎS字
(症状が一番わかりやすい、もてぎのS字コーナー)

 

 

 

 

◆リアがぶれる症状

初期ロット中の初期ロットのうちのメガリ。
サーキットでメガリを走らせていると、リアがチャタリングを起こして、ガタガタガタガタ!!
発生すると非常に怖くて攻められません。

発生条件は「バイクを結構寝かせながら100キロ以上で走る右コーナー」です。
公道ではまず関係ないのはもちろん、サーキットでも特定の条件が無いと発生しない症状でした。

私の行っているサーキットでは
・ツインリンクもてぎのS字コーナー
 ・筑波2000の最終コーナー
で発生していました。
バンク角の浅い、もてぎの130R等では発生しません。

ヒザスリながらの体勢で、車体が暴れ出すので怖い怖い・・・。

 

◆5月から6月にかけてプロライダーによる原因究明テスト開始

去年の夏、症状が出ないようにするため色々な調整を行いました。
リアサスのセッティング、リアホイールカラーの変更、タイヤの変更、アスクルシャフトの交換、リアホイール自体の変更・・・今一歩症状が改善せず。

そして今年の5月、2013年度もて耐レースマシンのテストとあわせ、プロライダーの丸山さんにうちのメガリも原因究明のため徹底的にテストして頂くことに。

ツインリンクもてぎに持ち込み、ピットでパーツを組み替え走行→ピットでパーツを組み替え走行ト・・・と、計2日間かけて色々テストしました。

チャタリング対策01
(カスタムリアサス。純正の赤いスプリングではなくなっています。)

リアショックの性能不足を考えて、2012年度のレーサーメガリに使用していたレース用スプリングを純正サスに取り付け。
・・・症状変わらず。

 

チャタリング対策02
(症状が発生していないレーサーメガリからパーツを拝借)

リアタイヤホイールごと交換。
・・・症状改善せず。
思い切って、スイングアームそのもの交換。
・・・症状改善せず。

この時点で丸山さんが乗りながら、超敏感な全身センサーを使い、次の可能性が有る場所を特定。

 

◆原因はフロントホイール

チャタリング対策03

原因はまさかのフロントホイールでした。

条件が重なったときに、フロントホイールからチャタリングのきっかけが発生し、それがリアに伝わって暴れはじめているようでした(原理は良くわかりません)。

今まではコーナー侵入から震動が少し発生。そこからスロットルを開けると震動がどんどん酷くなっていました。ホイール交換後は進入時の震動は多少ある物の、スロットルを開けるとピタっと止まるように。

ノーマルならこんなもんかな? といった位まで改善。すばらしい・・・ついにうちのメガリでも、S字コーナー全開で走れる!

 

◆二重の罠

納車直後、超初期ロットのうちの車体はスイングアームの締め付けトルク不足により、リアが暴れる症(別記事)が出ていました。その症状の延長線上的な感じだったため、リア周りしか疑っていませんでした。

まさか、フロントもリアも両方ハズレだったとは予想外。リアが原因との先入観から、原因の特定までかなり時間がかかってしまいました。

現在車体は入院させ、パーツ交換待ち。ようやく本来の性能が出せるようになるので今から楽しみです。


リアがぶれる症状の原因がついに究明” への1件のコメント

  1. とても参考になりました.それにしてもプロライダーの感性って凄いんですね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>